このコーナーでは、阪神タイガース所属選手の契約交渉代理経験が豊富な黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。今日は先日終了した今年のドラフトについての小ネタです。

ドラフト会議2016

今年のプロ野球ドラフト会議も終了しましたね。

今年は近年でも豊作の年と言われ投手を中心に高校、大学、社会人と前評判が高い選手が入団して来ます。

各球団指名選手は新聞やニュースでご存知かと思います(^-^)

今回の小ネタは「ドラフト指名選手の条件」についてお話ししましょう(^-^)

ドラフト指名選手は日本の中学校、高校(日本高等学校野球連盟に加盟が認められている学校)、大学(全日本大学野球連盟に加盟が認められた団体)に在学している、または在学した経験を持っており、いずれのNPB球団とも選手契約を締結したことのない選手のこと。社会人野球連盟(JABA)または日本独立リーグ連盟(IPBL)支配下登録選手も主なドラフト指名可能な選手です。

そんなドラフト会議2016も驚きの指名がありました!巨人の支配下指名の締めは異色の隠し玉だった…ドラフト7位の台湾人右腕・廖任磊(リャオレンレイ)。パイレーツのルーキーリーグでもプレーした23歳です。

では何故、台湾人選手がドラフト指名出来たのでしょうか?実は…

ドラフト指名会議では特別な事前申請制度があるのです。

外国のプロ野球組織に属する選手、もしくは過去に属したことのある選手の獲得を目指す際には、会議の7日前までにいずれかの球団が選択対象選手とする旨をコミッショナーに通知しなければならず、 それを受けてコミッショ ナーは選択可能選手であることを全球団へ通告する。

リャオ投手は高校は岡山共生高校を卒業したことなどから、各種の手続きを進め、しかも日本の高校に3年間在籍したため、日本人扱いとなるそうです。

外国人枠では無さそうですね(^-^)

逆に日本の学校へ在籍していなかったMLBや韓国プロ野球や台湾プロ野球選手は助っ人枠として金銭交渉でしか獲得手段が無い事は当然ですよね~

来年我らタイガースの指名選手はどんな活躍を見せてくれるのか?

楽しみですね~(^-^)