このコーナーでは、阪神タイガース関本賢太郎選手の契約交渉代理人をつとめている黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。今日は、甲子園のグラウンドを管理する阪神園芸に関する小ネタです。2回シリーズでご紹介致しましょう。

阪神園芸のこだわり

 90年以上の歴史を誇る甲子園球場。ピッチャープレートもホームベースも、他球場とは違うそうだ。ゴム製のプレートとベース。その厚みは、他球場が80mmのところ、甲子園球場のそれはなんと160mmもあるという。甲子園球場だけの特注品だ。それを地中に埋め込むわけだが、通常の倍の厚みがあるということは、重いし扱いづらい。
 おまけに甲子園球場の場合、設置のやり方にもこだわっている。あらかじめプレートやベースの受け皿となる「型枠」を地中に据えておけば、入れ替えの度に測量の手間も必要ないし、簡単に設置できる。
 しかし反面、デメリットもある。「『型枠』に入れようと思ったら、キチキチでは入らない。“遊び”がないと。その“遊び”が数ミリのズレを生じさせてしまう」。そしてその数ミリのズレが、他の箇所のズレにも繋がっていくことを危惧するのだ。
 だから甲子園球場では「型枠」を入れず、入れ替えの度に測量し、水平器を当て、いっさいのズレも傾きもなくして埋め込み、硬い土で固める。その工程は非常に手間ひまがかかり、時間を要する。けれど妥協はいっさい許さない。まさに熟練の“職人技”だ。この入れ替えを、シーズン中はセンバツ前、交流戦前、夏の大会前の3度行う。
 そして通常の倍の厚みのピッチャープレートとホームベースに関しても、「本当はここまでの厚みは必要ないけど、これも甲子園球場の昔からの伝統だから。これからもメーカーさんに特注で作ってもらって、守り続けていきたい」と、とことんこだわり抜いている。

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