警察庁は14日、自転車で悪質な違反を繰り返した運転者に対し、安全講習を義務づける道路交通法の改正試案を発表しました。

酒気帯び運転や信号無視が対象になる方向で、講習逃れには罰則も科すというものです。

震災後、交通手段として、自転車を使用する人が増加し、そのため事故も増加しています。

警察庁もようやく動き始めました。警察庁によると、自転車で2012年に道交法違反で摘発されたのは5321件で、5年前の6.5倍に増えました。

警察庁がもたついている前から、自転車に対するマナー改善に取り組んでいる自治体が多くあります。

摂津市では、自転車で危険な運転をする人を検挙するよう市長から警察に要請できる条例(自転車安全利用倫理条例(指導又は警告)第12条)http://www.city.settsu.osaka.jp/add/reiki/reiki_honbun/v100RG00000713.html

があります。また、天王寺区では小学生を対象とした自転車免許を取得する講習会

(自転車免許証講習会 ~天王寺区未来わがまち会議の取組み~)http://www.city.osaka.lg.jp/tennoji/page/0000146838.html

を実施しています。

今後も自転車に乗る人はどんどん増加するでしょう。

しかしながら、無謀運転で被害を受けても賠償がなされるとは限りません。相手に賠償能力が無いことがほとんどで、たとえ、相手に賠償能力あっても「自転車なのに…」という感覚で、簡単には賠償には応じてくれません。

きちんとご自身でそのような場合に対応してもらえる保険に加入しておきましょう(人身傷害特約等)

また、無謀運転しなくても加害者になり、大きな被害をもたらすことはかなりあります。高齢化社会の下、お年寄りが増え、怪我がなかなか治らず損害額が高額になることがあります。

また、軽い怪我でも、権利意識の強い被害者から執拗な要求を受けることが多々あります。自転車事故に対応した保険に是非ご加入ください(日常生活賠償保険)。

自動車と同様に、自分の身を守るように心がけましょう。