(3日目)
実質的な平壌観光1日目である。
朝から万景台の金日成主席生家を見学(訪問)する。ある意味、この旅で一番、強い衝撃を受けた。野球で言えば、プレイボール直後第1球目にホームランを打たれた様なものである。事前に正装でという要望が入っていたので、どんな所に行くかと思えば、大きな公園の様な所の駐車場、10時前というのに、多くのマイクロバスが泊まっている。観光客ではありません。共和国の人がいっぱい。100人位の集団が沢山、整然と整列しています。男性は、シワ一つついてない、ピシッとした人民服にバッジ。女性も、チマチョゴリやスーツの正装。手には、花を持っています。その集団が、60メートル~100メートルの一定の距離を保ちつつ、整然と行進しています。駐車場から目的地の生家まで、1キロほどあるのですが、お話をするのでなく、無言で行進しているのです。聞けば、共和国の人は、職場単位、地域単位で定期的に訪れるそうで、日本のお伊勢参りに近いものかとは思いますが、その荘厳な雰囲気は、日本ではありえません。毎日、何千人の集団がこうして参拝(?)しているそうです。私たちも、無駄口をすることなく、黙々と歩きました(ただ、我々は、整然とではなく、バラバラ歩いている感じ)。正直雰囲気が怖くて、カメラを直接集団に向ける事ができず、後ろ姿とスマホ見るふりをしての隠し撮りが限度です。

途中の庭園は、とても立派です。

しかし、目的地は、正直、私の感想は「ウーン、ここ?」という感じ。生家の復元でしょうが、新し過ぎて、生家と言われてもピンと来ません。ガイドさんから幼少期の金日成主席やご家族の生活がどうだったかの説明がなされました。貧しくても頑張り屋さんで革命意思を熟成させていた事を言っていた様に思います。ここに毎日大勢の人がお参りするのか…。確かに、共和国の方々にとっては神聖な場所なのでしょうが……(文中「……」とあるように言葉にできない雰囲気です)。花は、近くの銅像に捧げる様ですが、我々はそこには寄りませんでした。近寄りがたい雰囲気がありました。

午後は、街の見学。高さ170メートルの主体(チュチェ)思想搭の展望台(150メートル)からは、街が一望できます。
平壌は、名前の通り、川に囲まれた平坦な土地です。大きな建物やスタジアムなど、立派な建物が360度並んでいます。日本の事前の情報では、張りぼて建物がいっぱいということでしたが、到底張りぼてとは思えません。かなり立派な建物が建ち並んでいます。ただ、全く都会特有の雑然さが無く、整然としすぎという感はあります。
その後、ムンス遊泳場(屋内プール)も案内されました。正面入り口は、写真厳禁。金正日総書記がまるで浜辺に立っているかのように見えるようにアートした像があります。
監視員さんが警備しており、カメラさえ向けることはできませんでした。屋内プールは、スライダープールもある巨大施設。ショッピング街も併設されています。飲食街プールバー、ゲームセンターもあります。映画「フラガール」の舞台となった茨城県のハワイアンセンターと似ています。とにかく広い。多くの人が楽しんでいましたが、果たして、この立派な施設をどういう人が利用できるのかなあ。



 施設のバーでビールを飲む。施設の中は常夏。のどが渇き、ビールが旨い。
 
その後、昨年オープンしたというデパート見学。エスカレータからして人いっぱい。テレビも種類が多く、時計や、鞄、衣服の外国ブランド品も並び、最上階には、フードコートもある。日本の中規模都市にあるデパートの雰囲気である。1階の食料品コーナーは、豊富に商品が並び、買い物をしようかと思いましたが、人がいっぱいレジ(10台くらい)に列をなしている状況をみて、買うのを諦めました。

これを、我々数少ない観光客へのパフォーマンス為に、「動員」したとは思えません(もしそうだとしたら、それこそ、ただ事ではありません)。
 どういう人がこのデパートを利用できるのかなあ~と思いつつ、その場所を後にしました。
夜は、えーと何食べたかな、お腹いぱっい食べて、酔って爆睡。

(4日目はつづく)