今日は、プロ野球キャンプの裏話を少しお披露目しましょう。
私は、沖縄キャンプには行ったことがありませんが、ここ数年安芸キャンプには、行っていました。
私は、関本選手の契約更改交渉を2006年からずっとしていることもあり、「関係者」として、青い帽子を渡されます。
因みに、プロ野球OBは白い帽子、マスコミは赤い帽子です。
(帽子のデザインもなかなか格好が良くて、息子(当時小学生)は、これを楽しみにしていた)
この帽子の色によって、入れるところが違うのです。
青い帽子は、残念ながらグラウンドには入れませんが、ブルペンの真横や選手が真横に来るところに入ることができます。ブルペン横でピッチャーの投球練習を見てみるとそのスピードと音に驚きます。
藤川投手の投げる球は、怖いくらいの速さです。
野球選手は、ユニフォーム姿が格好いい。長年鍛えあげた筋肉がすごく、ゆったりした服を着るとデブに見えるのです。でも、ピタッとしたユニフォームを着るとサラブレッドのようなフォルムをかもしだします。
キャンプ中、選手は、まさに野球漬けの生活を送ります。
朝の散歩から始まり、昼間は、びっしり練習メニューが組まれ、夜間練習もあります。一応週に1回の休みがあるのですが、タイガースの選手は、すぐに、ファンに囲まれるので、外出などほとんどできません。結構、部屋で映画のDVDを見たりしていることも多いそうです。
最近はタイガースの選手の多くは、1月から沖縄で自主トレをしている人が多いと聞きます。関本選手によると設備が整っているので、いろいろな面で楽だそうです(雨の日が多いのが難点とのこと)。ですから、選手は、正月明け早々から続き、4月からの開幕まで、家に帰ることはほとんどありません。シーズン中も半分は、遠征ですので、年中単身赴任状態です。たいへんなお仕事です。ご家族も大変です。
キャンプには、選手のほか、沢山の裏方さんがいるのがわかります。道具係りや入場整理している人にも実は元選手の方が多いのです。少し前までは、自身がキャンプに参加していた立場の人が、今度は選手をサポートするため、選手と一年中行動を共にするわけですから、選手と同様一年の多くをホテルで過ごす生活を送っています。野球は、外から見ているよりもずっと厳しい社会です。
聞くところによると、今、選手の中でアイパッド(iPAD)が流行っているそうです。
これで、練習メニュー管理したりしているみたいです。
野球もITの時代なんですね。
キャンプでは、わずかしかないポジションをめぐって、熾烈な闘いが繰り広げられています。選手の皆さんには、怪我無くベストなシーズンを送って欲しいと思います。