60代主婦
被害者が道を歩いていたところ、相手方が周りの確認をせずに後ずさりしてきて、ぶつかってきました。
被害者は転倒し、歯を3本折りました(唇の神経も切れた状態と思われました)。
被害者は、ご飯がうまく食べられなくなり、しゃべりにくい状態でしたが、歩行者対歩行者の事故ということから、相手方保険会社は裁判所基準の半分以下の、かなり低い示談額を提示してきました。
(その後、相手方には弁護士がつきました。)
また、精神的苦痛は大きかったものの、被害者自身の体が動きにくい状態になったわけではなく、逸失利益が認められるかどうか、見通しが厳しい事案でした。
被害者も相手方も早期の解決を望んでいたことから、逸失利益の面での主張を慰謝料面で考慮していただくことにして、被害者の生活状況を丁寧に説明しました。
その結果、相手方弁護士から、裁判所基準でのご提示をいただいた上、最終的には入通院慰謝料で相手方の譲歩を引き出すことができ、ケガの大きさに見合った妥当な額のご回答を頂くことができました。
歩行者対歩行者の事故の示談交渉も、当事務所にお任せ下さい。