70代女性

事故態様:自転車対自転車

受傷部位:大腿骨骨折(人工骨)
被害者は自転車で直進中、相手方が背後から追い抜くように前方に進み出てきて衝突して受傷、大腿骨骨折と診断され人工骨手術を受けました。自転車事故なので自賠責が使えず、相手方の保険会社より10級11号と認定されましたが、提示額に納得がいかず弊所に相談に来ました。
当初提示額は確かに低いものでしたが、人身届けをしていなかったため過失割合や逸失利益等立証のハードルが高いものでした。
こちらの見解を示しても、相手も立証の点を持ち出して交渉は難航しました。そこで、立証の面で弱いところがあることを相手と認識を共有した上で、総額ベースで相互に譲歩しようと提案したところ相手もこれに前向きな返事でした。
結果的に一歩引いた交渉がうまくいき、当初提示額の3倍ほど増額された金額で円満和解となりました。