30代 パート
大型トラックがバックで路外の駐車場に停車しようとして停車。トラックの後ろには、数台の渋滞が発生。バイクは、単なる渋滞と思い、渋滞中の車をするすると抜ける運転を行っていた。道路から90度バックターンしての停車方法であったため、それに気づかずに走行してきたバイクにとっては、突然、大型トラックに道をふさがれた形になり、急制動をかけるも転倒しました。トラック会社は、他の車は、停車して待っているのに、バイクが無理な追い越しをした結果、勝手に転倒したものだと主張し、治療費の対応もしてもらえず、当事務所に来訪。
 パートでも労災適用があることを示し、現時点では、トラック会社と争わず、治療が終了した時点で交渉に入ることとした。治療継続するも回復芳しくなく、自賠責後遺障害申請。一度目は、非該当。異議の結果、14級9号獲得。重過失減額も考えられる事案であったが、刑事記録を取り付けて、加害者の過失をアピールし、重過失減額されずに済む。後遺障害の認定が下りて、賠償額が跳ね上がったことで、トラック会社も保険対応することになり、その後は、スムーズに交渉が進む。家事労働基準で、合計280万円で示談。過失の状況を考えれば、粘り勝ちといえます。