介護で主夫の家事労働

40代男性
事故態様:自転車直進中、車と交差点での出会い頭事故
受傷部位:高原骨折等
獲得等級:12級13号

自転車と自動車の出会い頭事故で、高原骨折等と診断されました。入院・手術等を行い、治療期間が長引きましたが、後遺障害12級を獲得できました。
過失も若干問題となりましたが、被害者の方はアルバイト等のため年収が低く、基礎収入が主な争点となると予想されました。
家庭状況について聴取すると、老齢のご両親と同居しているという事情があったため、主夫としての家事労働を主張できると考え、日常生活を具体的に主張した結果、保険会社も家事労働者と認定してもらい、当初の予想された賠償額を大幅に超える金額での和解となりました。

見落としがちな線状痕

30代女性
事故態様:バイク直進中、路外から出てきた車と接触
受傷部位:高原骨折等
獲得等級:併合12級

バイクで直進中、路外から出てきた車と接触、転倒し、高原骨折等と診断されました。(幸い)怪我は軽かったため、14級取れるか非常に微妙な案件でした。
等級獲得へ向けて資料を精査すると、事故直後の怪我の状態を示す写真が見つかり、顔を怪我していました。流血もあり、キズが残っていれば醜状痕での後遺障害も獲得できるかも知れないと考え、医師に追加で後遺障害診断書の作成をお願いし、被害者請求をしました。
弁護士同席のうえ、自賠責調査事務所で傷の長さ等を測った結果、醜状痕12級と痛み14級の併合12級と認定されました。
14級も微妙な案件だったところ、12級が付いたことでご本人も納得の金額で円満和解となりました。

女子の顔の傷

20代 女性
事故態様:自転車と原付の正面衝突
受傷部位:鼻骨骨折、顔面裂傷

7か月の治療後も、後遺障害には、該当しない程度の線条痕は残る。ただ、他人が見た目には、そんなに気になる程度のものではなかった。もっとも、若い女性としては、とても気にしていた事案。
保険会社57万円の提示、本人、顔の傷のことをうったえると、じゃあ「80万円で」と再提示されたが、金額の妥当性について相談に来られました。
受任の結果、147万の示談が成立。骨折の通院回数が少ないことから、通院慰謝料が過小評価されていたこと、若い女性の顔の傷に対する心情をうったえ、本人当初提示の3倍弱の結果が得られ、御本人様には、大きく満足していただけました。受任から1週間でのスピード解決に驚かれていました(本人相当長くご自身で交渉しておられ、弁護士のスピード解決に、最初から頼んでおけば…と言っておられました)。

自営業者の基礎年収

50代男性
事故態様:横断歩道上で車と接触
受傷部位:胸椎圧迫骨折等
獲得等級:11級7号

横断歩道上で車に轢かれ、圧迫骨折等と診断され、後遺障害等級11級と認定されました。
そこまでは問題なく進んだのですが、被害者の方は自営業者で、年収を裏付ける公的資料が足りず、直接交渉では限界と判断し、紛争処理センターに和解あっ旋の申立てを行いました。
紛争処理センターでも、同じく年収の立証が問題となり、通帳や業務報告書等の資料を提出し、粘り強く交渉した結果、賃金センサスに近い年収を認定してもらい、妥当な金額で円満和解となりました。
また、紛争処理センターを利用したことで、訴訟よりも早期解決を図ることができました。

不当裁判

30代女性(事故当時妊婦)
事故態様:駐車場に停車中、停車している車に気付かず、バックしてきた車に衝突される。
受傷部位:運転席から助手席に向かって荷物を取り出している姿勢で衝突され、頚に変な角度で衝撃を受ける(頸椎捻挫)。

 事故直後の検査で、胎児の心音が弱まっていることが判明し、入院。出産後も手足の痺れに苦しんでいたという、事故との因果関係が大きく争われた事案。
 本件は、妊婦なので、レントゲン写真も撮ることができず、治療回数もかなり制限された状態でした。後遺障害も諦めていましたが、妊婦のアピールが通ったのか異議にて14級9号を得ることができました。
 その後も、保険会社事故との因果関係を争い、債務不存在の裁判を起こしてきました。結局、地裁、高裁ともこちらの全面勝訴の上、事故から4年を経過して、解決。
 ちょっと、ここまで争う保険会社の対応に大きく疑問を有する案件でした。本来ならば、後遺障害が認定された段階で、もっと早期に解決できたはずで、遅延利息4年分(+20%)弁護士費用(+10%)と早期解決より、多額の賠償金を得ることができました(総額400万円弱)が、4年の歳月は、長く、とても負担になりました。嫌がらせのようなダラダラとして訴訟進行にも迷惑しました。

高次脳機能障害 自転車vs自転車

40代男性
事故態様:車道側から前方走行中の自転車を追い抜こうとしたところ、前方歩道を走行中の女性運転の自転車が車道に急に出てきて衝突。
受傷部位:頭部に大怪我を負いました。脳挫傷により、右1/4が半盲、嗅覚喪失、社会行動力も大きく減退しました。

 交通事故でも、自動車との事故ではありませんので、自賠責による後遺障害の認定は期待できません。幸い、労災でしたので、先ず、労災での後遺障害高等級を獲得し、相手保険会社の審査にプレッシャーをかける作戦で臨みました。
 苦労したのは、医師です。全く、患者の後遺障害に興味をもちません。よくいるんです。手術しか興味ない医師…。必要な検査も全くしてもらえず、困り果てました。幸い、婦長さんが、この状況を見かね、検査の手配に協力して頂きました。婦長さんも、陰できっぱり言いました。「ウチの先生ダメです…すいません」
  事故から1年後、労災にて高次脳機能障害7級の3を獲得。それを相手保険会社に提出し、保険会社の審理に回しました。ただ、それからの手続きが長く、いろいろ紆余曲折がありましたが、事故から2年経過した時点で示談が成立しました。後遺障害の難易度もさることながら、過失の点で苦労しました。自転車追い抜こうとしていたのは、こちらです。相手は、歩道上の障害物(自動車の違法駐車)の為、歩道から道路に出てきたママチャリ。こちらは、車道をハイスピードで走行するロードバイク型の高速走行可能な自転車。下手するとこちらの方が多くの過失が認められても仕方ない事案です。色々な判例を示して、30%の過失相殺で済ませることができました。3600万円の賠償額を獲得することができ、かなり給料は下がりましたが、幸いなことに、障害に理解のある新しい就職先も見つかり、なんとか生活の目途が立ちましたと奥様から感謝の言葉を頂きました。

胸椎圧迫骨折の程度が微妙で一苦労

40代男性 
事故態様:本来ならば2段階右折しなければならない道路で、それを行わず後続車と衝突
受傷部位:胸椎の圧迫骨折

胸部圧迫骨折の形が、通常と違う形での変形であること、圧迫率も後遺障害認定基準か否か微妙な事案でした。
主治医の骨折圧迫率の見解が、圧迫率低いと判断されるとそれだけで脊椎の変形11級7号は認められません。いろいろな画像を用意し、圧迫率を医師にアピール。医師は、どれだけの圧迫で後遺障害になるのか全く知識を有しませんので、いいかげんに測ることが多く、測定は、要注意なのです。
医師の確認の下、正しい数値を記載していただき、自賠責保険についても圧迫率のアピールを行いました。無事11級7号獲得。
 過失割合についても、刑事記録のみならず、現場写真を用意し、車の過失が大きいことをアピール。こちら30:相手70の割合で妥結。賠償金1250万円を獲得することができて、ご本人、夢のようであると大歓喜。圧迫骨折は、等級の割に、痛みが大きくないことが多く(ただ、将来の悪化の危険性はあります
)、事故後の給料も下がっていませんでしたので、ご本人、宝くじが当たったと感じたのかもしれませんね。

非接触型事故 バイクとトラック

30代 パート
大型トラックがバックで路外の駐車場に停車しようとして停車。トラックの後ろには、数台の渋滞が発生。バイクは、単なる渋滞と思い、渋滞中の車をするすると抜ける運転を行っていた。道路から90度バックターンしての停車方法であったため、それに気づかずに走行してきたバイクにとっては、突然、大型トラックに道をふさがれた形になり、急制動をかけるも転倒しました。トラック会社は、他の車は、停車して待っているのに、バイクが無理な追い越しをした結果、勝手に転倒したものだと主張し、治療費の対応もしてもらえず、当事務所に来訪。
 パートでも労災適用があることを示し、現時点では、トラック会社と争わず、治療が終了した時点で交渉に入ることとした。治療継続するも回復芳しくなく、自賠責後遺障害申請。一度目は、非該当。異議の結果、14級9号獲得。重過失減額も考えられる事案であったが、刑事記録を取り付けて、加害者の過失をアピールし、重過失減額されずに済む。後遺障害の認定が下りて、賠償額が跳ね上がったことで、トラック会社も保険対応することになり、その後は、スムーズに交渉が進む。家事労働基準で、合計280万円で示談。過失の状況を考えれば、粘り勝ちといえます。

腫瘍と頸椎捻挫

40代・男性
職業  :自営業
事故態様:追突事故
受傷部位:事故後首筋から手にかけてしびれや痛みが継続

 通っている病院から日にち薬と言われるが、回復せず、当事務所に相談に来られた。すぐに、信頼のおける医師を紹介すると、脊髄付近に腫瘍があることが判明。腫瘍については、手術せず温存療法としたのですが、現在の症状と腫瘍の影響の因果関係が問題となりました。なんとかこれをクリアし、14級9号の認定を得ることができました。腫瘍の治療と頸椎捻挫の治療の関係も問題となりましたが、腫瘍の治療と頸椎の治療を切り離しての交渉がまとまり、350万円の示談金を得ることができました。

高次脳と介護

40代・男性
事故態様:交差点で右折してきた車両と直進バイクの事故
受傷部位:頭部等(高次脳機能障害)

車対バイクの事故で、頭部等に深刻なダメージを受け、高次脳機能障害と診断され、後遺障害等級2級と認定されました。
金額も大きく、裁判になり、裁判では主に、将来介護費(家族介護)が争点となりました。
相手は、1日あたりの介護費を低くするよう主張してきたため、こちらも反論を考える必要がありました。
依頼者は遠方に住んでいたので、電話だけでは具体的な介護状況を把握できないため、直接ご自宅を訪問し、日々の生活状況等を1つ1つ主張していったところ、最終的には依頼者も納得いく金額で和解となりました。
直接訴訟とは関係ありませんが、家族介護だけでの介護にも限度があります。そこで、役所等に問い合わせて公的サービスを受けられるか、また、本件は労災事案だったため労災からのケアの内容のご案内等、ちょっとしたアフターフォローもさせて頂きました。

脊髄損傷と下半身の麻痺での労務制限

男性・30代
受傷部位:胸椎骨折等
事故態様:バイク乗車中に交差点を右折してきた相手車両と衝突
獲得等級:9級10号

バイクと車が衝突し、受傷。MRI画像では骨折だけでなく、脊髄損傷の可能性もありました。相手も既に弁護士対応となっていたため、弊所に交渉を依頼されました。脊髄損傷とそれに伴う感覚障害・麻痺等が認められ、9級10号の認定がされました。
その後、相手と交渉を開始し、争点は過失・慰謝料・休損等多岐に渡りましたが、電話越しよりも直接会って率直な意見を伝えた方がお互い納得が行くと思い、相手と直接交渉の末、無事、円満和解となりました。

証拠ない場合の主張立証

男性・60代
事故態様:見通しの悪い丁字路での物損事故

見通しの悪い丁字路にて、被害者が直進中に右折してきた相手と接触した物損事故です。
争点は、一時停止の有無による過失割合で、こちらが被害者なのに過失割合によっては相手の修理費を払う必要があることについて相談され、裁判となりました。
物損事故では実況見分しないため、一時停止の有無が争点となったのですが、カーブミラー等の事故現場の客観的状況をまず双方で確認し合い、その客観的状況に整合するようなストーリーを構成して粘り強く主張立証したところ、こちらの言い分がほとんど通った形で和解となりました。

争点を絞って早期解決

男性・50代
受傷部位:左足骨折等
事故態様:バイク乗車中に相手自動車によって追突される
獲得等級:併合12級

膝の痛み等で併合12級と認定され、等級の妥当性・損害額の見込み・相手との交渉時間が取れない等を相談に来所されました。
可動域での等級アップの可能性も考えましたが、足は曲がることが確認できたため、妥当な等級であることを納得頂き、直ちに交渉に入りました。
通常揉める過失や等級は問題にならなかったため、裁判基準で粛々と交渉を詰めていき、スムーズに示談となりました。

再異議12級

40代男性
受傷部位:半月板損傷
事故態様:丁字路直進中に左折してきた車と衝突

自転車対車の事故で、丁字路を直進横断していたところ、左折してきた車両と接触して受傷。当初、物件事故扱いにしていたところ、人身に切り替えて相手に弁護士対応となりました。弊所に依頼する前に、既に別の弁護士に依頼していたのですが、セカンドオピニオンとして弊所に相談に来て、そのまま受任となりました。
被害者請求をしたところ、14級の認定、異議をしても、事故と半月板損傷の因果関係が無いとの理由で14級。しかし、事故直後と症状固定前のMRI画像での変化を具体的に指摘して12級と認定されました。
その他、論点は多々あり、示談交渉も難航し紛争処理センターへの申立てをして、最終的には満足のいく金額で和解となりました。

Q 収入の証明には何が要りますか? → A 何か根拠になりそうな資料を探しましょう。

男性 業務委託社員
受傷部位:頸椎捻挫

依頼者の方は、相手方保険会社から休業補償が受けられなくてお困りでした。
サラリーマンではなく、業務委託(請負)形態で働き始めたときに事故に遭いました。
それ以前は収入が少なく、転職してようやく生活ができるようになったため、リースで車を購入してすぐ、事故に遭ったのです。
収入の証明に苦労していらっしゃいましたので、業務委託契約書、通帳に加え、勤務先の方に休業証明などを揃えて頂きました。
その結果、書類が揃ってから早い段階に、休業補償満額の内払いを受けられました。
また、リースで購入したばかりの車の走行距離、登録月等を証明し、妥当額の評価損もお支払頂きました。

ショッピングモール駐車場での事故には注意!

相手方駐車枠へ移動中、こちらは駐車場の通路を走行していて、相手方車両を見つけて停止。停止中のこちらの車両をこすってしまいました。

過失相殺が問題になりましたが、駐車場での事故ですので、客観的な証拠は車の傷。

ドライブレコーダーや監視カメラ映像があれば状況がはっきりわかるのですが、今回はなし。難しい事件でした。

少額の修理でしたので、弁護士特約を使って受任。弁護士から交渉をかけたことにより無事、早期の示談が成立し、依頼者から大変ご満足頂けました。

手に残った異物について

30代後半 主婦 
受傷部位:頚椎捻挫
事故態様:玉突き事故 追突事案
獲得等級:後遺障害非該当 

被害者の方は、高速道路で玉突き事故に遭い、事故の際に頚椎(首)を捻挫したほか、手首付近に残ってしまった異物のため、痛みやしびれに悩んでいました。

3度の手術の結果、手の症状は消えたのですが、首や背中のこわばりや痛み、重だるさが抜けず、継続して整形外科・整骨院に通っていました。

異物を取り除くため3度も手術をしなければならなかったこと、整骨院治療が医師の指示によるものだったこと等を説明した結果、むちうち基準を超える額での入通院慰謝料額、十分な主婦休業損害を頂けました。

受任から12日で

40代男性
事前認定で非該当を前提に、示談金の提示が妥当かどうかを相談に来所されました。
事故状況はそこそこ大きいものの、治療内容等から後遺障害の見込みはほとんど無かったため、事情を丁寧に説明して、非該当前提での示談交渉のみ受任しました。
本件は、通院回数が少ないため、通院慰謝料がポイントになると考え、仕事のため通院があまりできなかったという回数が少ない理由を添えて示談交渉したところ、相手担当者も納得してくださり、当初の提示額を大幅に超えた慰謝料を認定してもらいました。
あれもこれも主張するのではなく、主張のポイントを絞ったことが功を奏し、受任からわずか12日で円満和解となりました。

めまいで倒れたことは何回もあります。

50代 主婦(パート)
受傷部位: 頭部外傷 → 頚椎捻挫 目の調節機能障害 めまい
事故態様:自動車VS自動車 追突
獲得等級:14級9号 

今回の依頼者は、交通事故により、外傷性くも膜下出血の疑いで緊急搬送されました(=一時期は、命に関わる怪我と疑われたわけです)。
事故の直後はめまいの症状がひどく、一時期、入退院を繰り返しました。吐き気もあり、とても辛かったと思います。

頑固なめまい、頭痛等が残りましたが、出血は確認されず、退院となりました。
また、通院を続け、眼の動き等も調べましたが、脳機能の問題はないとのことでした。
この方は、結局、頚椎捻挫(むちうち)で14級9号との認定を受けました。
ただし、後遺障害が14級9号(むちうち)であるからといって、事故直後に頭部外傷と診断された事実(脳機能にも影響する可能性のある怪我を頭に負ったこと)は無視できるものではありません。
当然ながら、一時期はくも膜下出血が疑われる状況だった、ということで、慰謝料はいわゆるむちうちの基準ではなく、通常通りの基準でご請求いたしました。
(これが本当にくも膜下出血でしたら、それこそ命に関わる怪我ですし、そもそも後遺障害14級の認定が妥当か、という問題になるでしょう。
 ただ、結局、出血等の事実は確認されませんでしたので(症状的には決して軽くはなかったと思うのですが・・・)、やむをえない判断でした。)

ところが、相手方保険会社の回答は、①慰謝料はむちうちの基準が限界です、②休業損害及び逸失利益の基礎収入額は、パート収入と認定します、という内容でした。
開きが大きすぎるため、相対交渉での解決は難しいだろうと思い、紛争処理センターへの申立を行い、事情を洗いざらい、ご説明し直しました。

交渉の結果、やはり慰謝料は通常通りの基準(むちうちの基準ではない)、基礎収入額は主婦相当、とのご提示を示談あっせんの段階で頂くことができました。

お母さん、がんばるからね

40代女性 主婦(会社員) 
受傷部位:膝の靱帯、半月板の損傷 鼻骨骨折 歯槽骨骨折 歯牙破折 等
事故態様:自転車VS自動車
獲得等級:併合14級  

依頼者の方は、青信号の横断歩道を自転車で渡っていたところ、右折してきた車にはねられ大けがをし、治療にかなりの期間がかかりました。

怪我(骨折、靱帯の損傷)をした箇所が多数であること、子育て等家事にも大変苦労なさっていたこと、会社員として主婦を超える収入があったこと等、ご説明させて頂きました。

しかしながら、相手方は14級=軽度の神経症状、フルタイムの就労であるため主婦休業損害は認められない、という理由から、治療期間や後遺障害の内容、症状に比して、低すぎる内容のご提案をされました。

女性が家事に子育てもしながら、社会にも参画することは、もちろん、認められて良いはずのことで、もはや当然、ありうる選択やな、と思うんです。

専業主婦であっても良い、兼業主婦であってもいい、男性が家のことをして、女性が一家の稼ぎ手として活躍する家庭があってもいい、ということですね。自分でスタイルを決められることが大事だと思います。

もちろん、当事務所にも、がんばって正社員としても働き、子育てもしながら毎日がんばっているお母さんの事務員さんは、かなりいらっしゃいます。
男性である私、弁護士自身も、仕事が忙しいからといって、家事を放り出すことはしません(私の信条が許しません)。

毎日嫁さんのために、獅子奮迅の働きをしています(自分で言うか)。

話が脱線しましたが、家事と仕事、どちらか片方しか補償が認められないという結論は、到底受け入れられない、弁護士として闘うべき時がきたと思いましたので、この件、紛争処理センターに持ち込みました。

交渉の結果、無事、解決のための折衷案を頂くことができました。

家事への影響も、仕事への影響も、両方考慮した上での和解案を頂くことができ、かつ、通院慰謝料についても全ての期間を考慮して頂くことができましたので、紛争処理センターでの示談あっせんでの解決を見ることができました。

過失分につき、人身傷害保険で補填

受傷部位:胸椎捻挫・腰椎捻挫後の腰背部痛
獲得等級:14級9号
事故態様:自動車対自動車

被害者には過失15 %が認めれられる事案でした。被害者が加入していた人身傷害保険の約款を確認すると、裁判所が認定した総損害額15%(被害者の過失による減額分)は人身傷害保険から支払われることから、訴訟提起しました。その結果、適正な金額での裁判上の和解が成立し、裁判所が認定した総損害額15%が人身傷害保険から支払われました。

自賠責の重過失減額を回避

70代男性 
受傷部位:顔面挫創
事故態様:自転車対車

依頼者は、対面の歩行者用信号機が赤信号であったにもかかわらず、自転車で横断してしまい、左方から進行してきた自動車に跳ねられました。
この場合、過失の基本割合は、75対25であり、依頼者に75%の過失が認められかねない事案でした。そのため、依頼者は、相手方保険会社より、自動車の修理代金を請求され、どうしたらよいか途方に暮れ、今後の対応を弊所に依頼しました。
依頼者は、顔面に線状痕を負い、後遺障害等級が認定される見通しでしたが、依頼者に70%以上の過失が認められると自賠責における重過失減額のおそれがありました。そこで、相手方保険会社とは、後遺障害認定後に修理代金を支払う旨のほか、依頼者の過失については70%未満を前提とする内容での示談交渉を重ね、物損に関して、過失割合は65対35、支払期限を事故から1年半後とする示談を成立させました。
そして、自賠責の被害者請求による後遺障害を申請するにあたっては、過失割合が65対35であることを明示した示談書も添付したところ、無事、自賠責の重過失減額は無く、認定された後遺障害等級を前提とする自賠責保険金の満額が認定されました。

入院個室部屋

60代主婦
受傷部位:膝蓋骨骨折
事故態様:自転車対普通自動車
獲得等級:12級13号 

年末の事故。横断歩道を自転車に乗って渡っていた女性と自動車の事故 膝のお皿が粉々に砕けました。入院となったのですが、本人、家族の希望で、保険会社さんは、当初、個室での入院を認めてくれていました。ところが、その病院は、眺めもよく、個室料金高いこと有名な某大阪市内の病院。お向かいの高級ホテルより高いくらいです。保険会社さん、当然、一般に移ることを要求してきます。お正月も近く、いろいろな人が見まいに来るなか、大部屋は、嫌であるとの本人の希望が強く、当職に相談に来られました。交渉の結果、治療費、労災適用にするので、退院までの1月いっぱいまで、個室使用を了解してもらいました。
後遺障害についても、医師に注意するべき点の指摘を面談にて行い、12級13号の認定を受けました。14級9号あるいは非該当となってもおかしくない事案でしたがいい結果を得られました。最終的に総額700万円の示談金になり、早期の解決でもありましたので、かなり感謝されました。

非該当→非該当→12級

60代女性
獲得等級:非該当→12級

交差点内での自動車同士の出会い頭事故で、車が大破、被害者は腕を挟まれ負傷しました。
その後、病院や整骨院等を転々としているうちに、相手保険会社からは治療費の一括対応を打ち切られ、自費通院を続けていました。
手に可動域制限が残るも、被害者請求では後遺障害非該当となり、弊所で受任となりました。
カルテ等をもとに異議申立てをするも、再び非該当。そこで、再度カルテを読み込み、手が動かなくなった原因となりうる要素をピックアップして、地道な立証を重ねた結果、12級の認定が下りました。
その後、訴訟となりましたが、休業損害等でこちらの言い分がほとんど通ったため、円満和解となりました。

事業主の諸々の事情も、良くわかっておりますゆえ・・・(経営者の苦悩その1・従業員への気遣い編)

30代女性 
職業:事業主
受傷部位: 肘の打撲 膝の打撲 頚椎捻挫 腰部打撲
事故態様:歩行者対車 横断歩道 0:100事案

被害者の方は個人事業主として、多忙を極める方でした。
後遺障害等はなく、ただ、休業損害等の算定方法が分からない、というご相談で当事務所にいらっしゃいました。
当事務所で調べさせて頂いた結果、確定申告の数字からすると、事故による影響が見て取れ、控除前所得が前年度より減少し、自身の代わりに働いたスタッフの残業代が増加していました。
確定申告書、収支内訳書等の会計を参考に、当事務所から交渉をかけ、治療期間に見合った相当額の休業損害が頂ける内容の回答を頂きました。
交渉開始から実質5日、速やかに解決でき、大変ご満足頂けました。

裁判基準>>任意基準>自賠責基準、補償額の差は大きい、と痛感しました(2)

80代後半 主婦

受傷部位:腰椎圧迫骨折 ⇒ 腰部捻挫
事故態様:追突事故
通院期間:1か月

解決のポイント
今回ご相談にいらっしゃった方は、息子の運転する車の後部座席に乗っていたところを追突され、腰を捻挫しました。
80代後半、かなりのお年の方でしたが、今も現役で、90代の夫の家事をしていました。
その際、腰椎圧迫骨折が見つかりましたが、ご年齢もあり、主治医からは事故によるものではないと診断され,たった1か月で治療を終えられてしまいました。
相手方保険会社からの支払額提示を見ると、完全に、自賠責基準でのご提示でした。
そこで、当事務所から交渉をかけ、現役の主婦であること、腰部捻挫による圧迫骨折への影響等も説明させて頂きました。
その結果、慰謝料、休業損害とも妥当な水準でのご提案を頂き、無事、適正額での示談が成立しました。

裁判基準>>任意基準>自賠責基準、補償額の差は大きい、と痛感しました(1)

50代後半 主婦
受傷部位:頚椎捻挫
事故態様:追突事故
通院期間:約6か月

解決のポイント
今回ご相談にいらっしゃった方は、旦那さんの運転する車の助手席に乗っていたところ、四輪車に追突され、それ以来、頚椎捻挫の症状に苦しんでいらっしゃいました。
当事務所にいらっしゃったときには、すでに後遺障害14級が認定されており、その認定自体は問題ないと思いました。
また、相手方保険会社からはすでに支払額の提示が出ていましたので、内容を拝見させて頂きました。
金額を見ると、休業損害、後遺障害部分がかなり低く、ほとんど自賠責から支払を受けることができる金額に留まっていました。
そこで、被害者の方がお困りの症状を伺い、当事務所から交渉をかけた結果、14級認定にふさわしい額での回答を頂きました。
特に慰謝料については満額の回答を頂き、無事、適正額での示談成立となりました。

高次脳機能障害9級10号⇒7級4号

被害者は、10代に交通事故に遭い、高次機能障害として9級10号が認定された方でした。被害者及びご家族は、当初、相手方保険会社からの提示額の妥当性について相談に来られました。しかし、被害者のご家族からお話を伺ったところ、9級10号よりも重い等級が認められる可能性がありました。そこで、弊所が受任し、あらためて、被害者ご自身のみならずご家族からも詳細に話を伺い、資料を集め、異議申し立てをしたところ、9級10号よりも重い等級である7級4号が認められました。その結果、7級4号を前提とする適正な金額で示談することができました。

収入の証明ができない・・・どうすれば・・・

60代男性
職業:塗装業

依頼者は、夫婦で生活している、塗装業の方でした。
個人事業主(要するに一人親方)として、自身で確定申告を行っている方でしたが、節税の結果、課税証明書上の所得はかなり低く、一月の夫婦の生活が成り立つとは到底思えない金額でした。
そこで、逸失利益の証明のため、月収を証明する給与明細を、実質的な勤務先となっている方に発行して頂きました。
しかしながら、給与明細の作られた経緯が経緯ですので、中々相手方保険会社を説得する切り札にはならず、相対交渉での決着は難しい、という状況でした。
このような状況でしたので、私は、すぐに示談あっせんの申立を行い、収入金額を直接証明するのではなく、支出金額を示すことにしました。
支出金額がわかれば、他に収入源が無い限り、仕事による収入額であるとの推定ができます。
それでも、概算にはなってしまうので、直接収入金額を証明できる場合に比べると、どうしても控えめな算定を行うことになってしまいます。
とはいえ、年間所得が課税証明書(2ケタ万円でした)どおりだというのは、あまりに酷です。
そのため、妥当な年間収入額を割り出すべく、自賠責の休業損害基準を持ち出したり、確定申告書での売上額を使ったり、現実の収入額を証明するため、あらゆる手を尽くしました。
その結果、訴訟に移行することなく、示談あっせんの段階で、妥当な金額の休業損害及び逸失利益を頂くことができました。

娘のために

70代主婦
後遺障害:非該当 → 異議申立 → 非該当

相談者の方は、当初、相手方の保険会社の提示額が低すぎる、ということで、当事務所にご相談にいらっしゃり、依頼を受けました。
頚椎捻挫、腰椎捻挫の後遺障害(局部の神経症状)があるのではないか、と考え、主治医の先生とご相談頂きました。
神経症状に対応する病変と思われるものは、当事務所を通じて行ったセカンドオピニオンの結果によると、画像上全くないわけではありませんでした。
しかしながら、主治医の先生は、事故による症状とは認めがたいというご判断を維持されました。
このような状況で、当事務所から後遺障害の申請及び異議申立を行いましたが、結論は「後遺障害非該当」でした。
そこで、依頼者との協議の結果、紛争処理機構への申立はせず、示談交渉に入ることにしました。
相手方の保険会社は、後遺障害非該当であること、及び、依頼者の年齢が高齢であることから、自賠責基準を下回る、低い休業損害額を提示してきました。
依頼者が娘さんと同居していたことから、実質的に家事の主体が娘さんに移っている、と考えたのでしょう。
しかしながら、依頼者の娘さんは家事ができない状況であったため、自賠責基準以下の休業損害提示には応じられない旨、相手方保険会社に伝えました。
このような交渉の結果、当初の提示額からすると約2倍を超える額で、示談することができました。